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慢性期病棟の看護師の求人に強い転職サイトは? 慢性期病棟の看護師についての記事一覧

慢性期病棟でDNRと言えば?

慢性期病棟でDNRと言う言葉を耳にしたことのある人は多いのではないでしょうか。私は結構な頻度で耳にします。DNRとは何でしょうか。また、慢性期病棟とDNRの関わりについて書いてみようと思います。

慢性期病棟のDNRって何ぞや?

慢性期病棟のDNRって聞いて、あなたはどんな事を思い浮かべますか?「DNR!!」って言葉を聞くと医療関係で働いてる!!って感じがしますね。私だけでしょうか。

DNRとはDo Not Resuscitateの略語です。直訳すると「心肺蘇生を行わないでください」「救命措置をしない」「心肺停止後の無理・無駄な蘇生を拒否する」という意味になります。

Drと家族が話をした時に方針がDNRと決まると、Drがカルテに記載する事になっているので、もちろん私達看護師もいざという時のためにDNRがどういう意味なのか知っておかなければなりません。

ちなみにDNARという言葉も使われますが、直訳すると「蘇生を試みない」「試みても無駄な蘇生を行わない」という意味になるので、Drや看護師によって好きな方を使っているという感じもありますが、ほとんどDNRで通じると思います。

慢性期病棟とDNR

慢性期病棟でDNRという言葉が出るシーンとしては、私のいる慢性期病棟では入院した時点でまず一度、Drと患者さん本人や家族と今後の治療方針についての話をします。

在宅に移行しそうな患者さんについてはおいおい話をするとして、入院した時点で入院が長期化しそうな患者さんやその家族に急変時の対応について確認しているんですね。

その時点で患者さんやその家族がまだ迷っているようだと後日返事を頂くようにしたりもします。

また、何度も入退院を繰り返している患者さんやその家族はDNRを望む人が多いので、方針が固まった時点でDrがカルテに記載しておくという流れになります。

慢性期病棟は入院が長期化しますから、入院している中で患者さんやその家族の気持ちに変化がある事も充分考えられます。

入院した当初は延命を望んでいても、長期化する入院生活の中で「最期くらいは静かに見守りたい」と考えが変わる事も充分あり得るので、定期的に再確認をしていく必要もあるのです。

慢性期病棟のDNRは人それぞれ?

慢性期病棟のDNRと言われてもDrや患者さんの家族の意向で結構内容が変わってしまうので、どこまで処置をするか、一概には言えないんですよね。

私が働き出した頃の病院の副院長の場合のDNRの指示は「なにもしない」でした。「なにもしないってほんとに!?」って思った人もいると思いますが、本当に何もしません。

急変があった時点ですぐに家族に連絡を取り、病院に来て貰います。そして、少しずつ伸びていく波形をDrと家族と一緒に私達もモニターで見守る感じでした。

なので、DNRと方針が決まっていた患者さんが急変した場合は心肺蘇生もせず、O2もいかず、静かに家族と看取っていました。

患者さんからの苦情も来る事がなかったので、事前にDrもきちんと話を詰めていたんだと思います。

そのやり方に慣れていた私でしたが、副院長が異動になり副院長候補として新しいDrが来た時に違いを目の当たりにしたのです。

新しいDrもカルテにDNRと書いてくれていたので、私達看護師も情報として把握はしていたのですが、患者さんがいざ急変すると「O2行け!挿管するぞ!!」と私のDNRに対しての価値観を覆すほど処置が多かったので、前のDrに慣れていた私はかなりテンパりました。

後日、職場の先輩にその事で相談したのですが「DNRと言ってもDrによって行う処置が様々だったり、家族の希望も様々だからDNRって言っても個別性があるんだよ」と教えてくれました。

新しく来たDr曰く「O2を送る事は延命ではない」と言っていたそうです。DNRと言っても奥が深いみたいですね。あなたの周りの先生方はどこまで処置していますか?

急変した時に心構えができている患者さんやその家族ほど対応しやすい人はいないですよね。家族の中でも意見が割れる事もあるようなので、きちんと話をしていざという時に備えて貰う事が大切だと思いました。

もしあなたが慢性期病棟への転職を考えているなら、きっとこういった場面に遭遇することもあると思います。なるべく職場の具体的なイメージがつかめるように、転職サイトの担当さんからは病院や病棟、Drや師長の方針なども聞かせてもらうといいですよ♪

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執筆者情報

株式会社ドリームウェイ慢性期病棟の看護師のお仕事 編集部

慢性期病棟の看護師のお仕事は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。


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