慢性期病棟とホスピスの違いを知っていますか？

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慢性期病棟とホスピスの違いを知っていますか？

慢性期病棟とホスピスの違いは一見するとないような感じもしますが、どういった違いがあるのでしょうか。ここで明確に違いを理解しましょう♪

慢性期病棟とホスピスの違いを考えるには、ホスピスを知ろう！

慢性期病棟とホスピスの違いを考える前に、まずはホスピスについておさらいしましょう。ホスピスとはターミナルケアを行う施設の事を言いますが、在宅で行われるターミナルケアの事も言うんですよね。主に患者さんの苦痛を緩和する事を目的としています。

ホスピスでは治る見込みのない患者さんに対して、治療を繰り返すのを止め、苦しまずに安楽な死を迎えさせてあげようという方針のもと、患者さんに負担となる医療行為はしません。

延命をしないという点が病院と大きく異なりますね。末期のガン患者さんがホスピスを利用している様子を、メディアで取り上げられているのをよく見かけますが、痛みのない生活を送れる事はいいことですよね。

治療しないと言っても、痛みを和らげるための痛み止めは使用します。患者さんやその家族とカウンセリングをして死を迎える準備をすると共に、心もケアしていく事が大切ですね。

もし自分の両親やパートナーがホスピスを希望したら、いざという時にあなたは素直に死を受け入れられますか？患者さんはもちろん家族の理解と心構えも必要になります。

慢性期病棟とホスピスの違いを考えるには、慢性期病棟のことも知ろう！

慢性期病棟とホスピスの違いを考えるにあたって、次は慢性期病棟について考えましょう。慢性期病棟とは、状態が安定している患者さん（要介護者）に療養上の管理、看護、介護やＲＨ（機能回復訓練）などの医療を行う病棟の事を言います。

慢性期病棟では介護がメインになってくるので、スタッフの面では一般病棟より看護師は少なく、逆に介護員が多いのが特徴です。いざという時には延命処置をしますし、対応できる看護師が24時間患者さんのそばにいます。

病気や怪我がある程度治った後も、長期的な療養が必要な患者さんのための病院になります。

現状では在宅へ移行するまでの待機や施設待機の患者さんが多いので、待機施設化しているところも多いと思いますが、高齢化も進む一方でこればかりは仕方ないのかも…と言う人もいますね。

私の勤めていた病院の近くにホスピスがなかったので、慢性期病棟でも延命を希望されない患者さんも多く入院されていました。

割と意識がしっかりされている患者さんだったのですが、拘縮した関節をＲＨで動かしたりされるのがかなりの激痛のようで、しかもそれが毎日続いていたのですが「殺してくれ」と言われた時は胸が詰まる思いでした。

慢性期病棟とホスピスの違い・・・現状をこっそり教えちゃいます！

慢性期病棟とホスピスの現状についてのお話をすると、ホスピスについては賛否両論言われていて、人それぞれ死についての考えや受け止め方が違うのと、施設的にも少ないのが現状です。

そのため近くにホスピスがない場合など、慢性期病棟がホスピスの役割を担っているところも少なくないはずです。

私は慢性期病棟に勤めた事があり、あくまで私の経験ですが、入院している患者さんに対して医療行為を望む家族は多くても、延命を望む家族が少ないのが現状だと思います。

簡単に言うと、呼吸不全になってしまった患者さんがいて、Ｏ２は投与するけど挿管まではしないといった感じですかね？

すでに患者さんの意識はなく、家族の到着を待っているうちに亡くなりそうな状況では、医療行為をしなければならない私達にとって、延命しなければならない場合もあり、患者さんは一命を取りとめたのですが、遅れて到着した患者さんの家族に「延命しなくてもよかったのに」と言われた事もあるんです。

私達にしてみたら「せっかくみんなで協力して助けたのに…」と言葉が出ない事もありました。入院が長期化してくると患者さんの家族にも心境の変化が出てくるものです。

確認ができるのであれば、定期的に患者さんの家族とコミュニケーションを取り、急変時の対応について話し合っておく必要があると言えます。簡単に言うと急変時に医療行為をするか、しないかという違いだけでも理解していたらいいかと思います。

・・・と、ここまで色々お話してきましたが、慢性期病棟とホスピスについてもっと詳しく知りたい、求人も覗いてみたい、というあなたは、看護師転職サイトに相談してみてくださいね♪私よりもずっと詳しく、お話してくれますよ＾＾

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